尿道留置カテーテルを引っ張って抜いてしまったり
尿道留置カテーテルバッグを引きずって歩いたり
尿道留置カテーテルを手に巻きつけたり
治療による薬物の副作用を理解し、尿道留置カテーテルの適応を学ぶべし
向精神薬の副作用の1つとして
・尿をためる障害には、排尿筋の収縮を止める作用がある
(抗コリン薬や平滑筋弛緩薬)
・膀胱出口部抵抗を増強する薬物(コリンエステラーゼ阻害薬)
・膀胱出口部抵抗を弱める薬物(α1遮断薬)
治療上で尿をためる、尿を出す障害が発生する事がある。
男性であれば前立腺肥大症などに注意が必要である。
抗コリン作用:便秘・尿閉を起こしやすい
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尿閉が長く続くと膀胱内で細菌が増殖し尿路感染を起こしやすくなる
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排尿がなく超音波エコー検査で見ると尿がたまっている
(尿意がわからない事が多い)
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一時的な間欠導尿か尿道留置カテーテルを挿入
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清潔手順・清潔操作・清潔な管理ができなければ
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尿路感染が発生してしまう。
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尿路感染が発生すると細菌を殺す抗菌薬を投与する。
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点滴等での治療の場合は、これまた点滴を抜かれない対策、汚れた手で点滴先が触らない工夫が必要となる。
カテーテルを抜く危険性を十分考える。
カテーテル挿入時に暴れてしまい、カテーテルが汚染する
カテーテルを引っ張り抜き、出血する
カテーテルバッグを引きずりトイレに行ってしまう。
CDCガイドライン2009など参考になります。(最新は2021)以下 サイトを参考に
Centers for Disease Control and Prevention (CDC) – 感染管理 …
- 尿道留置カテーテルの必要性があるか毎日考える
- 患者の協力が得られない場合は、複数で対応する
- 尿道留置カテーテル物品がセット化されたものを使用する(集める時間を短縮)
- カテーテルを抜く、尿バッグを引きずり歩くなどのリスクを検討しておく
- カテーテルの固定方法を患者の特性を考え工夫する(手が届かない場所など)
精神科に特化した尿路感染ガイドライン・参考書・EBMは少ない。
精神疾患治療上の副作用・処置(カテーテルなど)・加齢・性別などさまざな要因がある。
目の前の患者さんが、短期・中期・長期でどのような尿路感染を発症しやすいか考え工夫する事ができる!