精神科急性期病棟 COVID19
第7波に対する備え
こんにちは、Springです。
第7波が押し寄せてきていますね。
精神科急性期病棟で働いていると
このような場面で困っていませんか
・無症状のCOVID19患者が24時間入院していくる
・入院・転室・転棟が頻回にあり、COVID19コントロールが難しい
・気温も高いし、脱水の熱かCOVID19の症状かわからない
結論
結論
精神科急性期病棟のCOVID19感染対策マップを作成する
発生時初期対応手順 To D oリストを準備する
暑い季節は、熱中症の脱水とCOVI D19の鑑別を行う
精神科救急病棟にどのような患者さんが入院するのか
どのような入院形態が多いのか(任意入院・医療保護入院・措置入院)
どのような移送方法で来るのか(徒歩・車椅子・ストレッチャー)
どのような症状が多いのか(興奮・不穏・攻撃的・血液体液汚染)
まずは、入院する患者さんの内訳から把握しましょう。
例
疾患 | 統合失調症 〇〇例 気分障害〇〇例 依存症患者〇〇例 うつ病〇〇例 |
入院形態 | 緊急処置入院 〇〇例 処置入院 〇〇例 医療保護入院 〇〇例 |
行動制限 | 拘束が必要な患者〇〇例 隔離が必要な患者〇〇例 |
性別・年齢 | 男・女 割合 10代〇〇例 20代〇〇例 30代〇〇例 40代〇〇例 等 |
covid19 陽性患者が発生する前に
感染対策マップの作成を行い備えましょう。
病棟の図面をもとに簡易な
感染対策マップを作成してみる。
以下、PPTで作成しています。
このように作成しておくと、便利です。
ダウンロードは無料なので、参考にしていただければ幸いです。
このような資料が欲しい方は、ご連絡ください。
その他 感染対策マップの活用について
・職員の清潔・不潔動線を追記
・食事を運ぶ動線追記 (検査陰性患者→陽性患者など)
・感染性廃棄物の設置場所・廃棄物の動線を考える
・どこで個人防護具を着用して、どこで廃棄するのが効率が良いか
・汚染専用の鍵・拘束帯の保管場所
・手指消毒剤、環境清掃物品を保管する場所の取り決め
時間外や土日は、管理者が不在のことが多いため、
病棟師長さん、主任さんだけでなく職員全員で対策を共有する事が大切です。
Covid19が発生してもパニックにならないために
Covid19が発生してしまうと、どのように行動すればよいか忘れたりします。
そんな時、発生時のTo D oリストがあると感染対策の優先度が高い順にチェックして
実施が可能です。
例:Covid19陽性患者が発生したら、To Doリストに沿って
行動する。対策に漏れがないかチェックしながらやってみましょう。
夏場の熱中症や脱水症状 観察POINT!
・入院時はCovid19検査を行う。
・発熱や咽頭痛はないか確認
・バイタルサイン・意識レベルの確認
・脱力感・頻脈
・皮膚の乾燥・舌や口の中の乾燥状況観察
・血液検査データでNa K CLの値を確認する
・ツルゴール反応を確認する
水中毒の患者が発生しやすい脱水は?
脱水分類 | 状態 |
低張性脱水 | Naが水分より欠乏する状態。細胞外液の浸透圧が低くなる。 低くなると・・・ 細胞外液が細胞内液に引っ張られ細胞外液の量が低下します。 |
等張性脱水 | Naと水分が同じ割合で失われる。 出血・下痢・火傷などで急激に細胞外液が失われる。 失われると・・・ 細胞内液から細胞外液へ水分が移動しないため、循環血液量は減少します。 |
高張性脱水 | Naより水分が多く体内から減ると血液は濃縮する。 浸透圧が高くなり、高張性になります。 |
ツルゴール反応について
手の甲ひふを摘んで離すと皮膚が2秒以上通常状態に戻らない。
・無症状や発熱がないCOVID19が発生しても慌てない
・感染対策マップを作成し、戦略を立てる
・To Doリストを活用し、感染対策のもれをなくす
精神科感染対策の第1歩
こ季節ならではの感染対策の難しさ
感染症と脱水も両方観察していきましょう!
精神科感染対策で困っていることを一緒に解決していきたいと思います。
このような資料や動画があれば便利だなど、良いアイデアがあればアドバイスを
お願いいたします。
このサイトが精神科感染対策に役に立つよう、改善していきます。