結論
結論
- 特定行為研修を学ぶと感染症診療の視点が理解できる
- フィジカルアセスメントと臨床推論から感染症を早く見つけることができる
- 感染症を早期に見つけて、感染対策に介入できる
特定行為研修で学べる内容を簡単に説明
精神科施設では、一般病院と比較すると感染症診療を行う医師は少ない。
看護師が特定行為研修を学ぶことで、感染症を見つける知識・技術が身に付く。
ベッドサイドに行き、患者さんに触れ、情報を取ることができるようになります。
身体診察の考え方や流れがイメージできる。
この項目では、特定行為研修でどのような特定行為内容があるのかを紹介しています。
特定行為研修で学ぶ精神科で活用できるフィジカルアセスメント
患者さんの症状が、精神症状からくるものか
身体症状からくるものかを分かりやすく説明しています。
精神科では、聴診器をあまり使用されていません。
医療安全上、暴れる患者には聴診器が危険な物品になることもありますが
拘束されている場合は、活用しやすい。
拘束されている場合、誤嚥性肺炎になりやすい(特に5点拘束や向精神薬の副作用)
聴診器を活用し、胸の呼吸音を聞いてみる。
胸部の異常呼吸音を紹介しています。
感染症ショックのみつけかた
精神科でも患者さんは、ショック状態になります。
ショックについて、分かりやすく説明。
ショックの分類や考え方が理解できる。
バイタルサインから学べること
意識レベルから学べること
q SOFAを活用すること。
患者さんの集団は、高齢化している。
精神疾患と高齢による身体疾患の増加を両方診ていく必要があります。
精神科感染対策フィジカルアセスメント 感染症ショックの見つけ方
精神科施設でも意識障害の観察が重要
精神科施設では、意識レベルの観察が難しいとよく言われる。
統合失調症でも、認知症やアルコール依存症でも統一したスケールで観察する。
JCS ・GCS
観察をせず、最初からできないと判断してはならない。
少なくとも、入院時、通常時、バイタルサイン異常時、治療による内服薬変更時は行う。
意識障害の要因を判断する、アイウエオチップスを紹介しています。
以下記事でわかりやすく説明しています。
まとめ
- 特定行為研修を学ぶことで身体疾患の観察に自信がつく
- ベッドサイドで患者の異常を発見しやすい
- 身体疾患と精神症状の統合ができるようになる
精神科感染対策の第1歩
私も、特定行為研修に参加するまでは感染対策には少し自信はありましたが
患者さんの身体診察を行うのは苦手でした。
なぜなら、患者さんのベッドサイドに足を運んでいなかったから
身体診察を行うことで、精神疾患と身体症状の観察、バイタイルサイン
意識レベルの異常を発見し、早期対応を行うことが
精神科の感染対策につながっていきます!
一緒に頑張りましょう!