- 初期対応セット
- 感染対策マップ
- LINE
Covid19が認知症病棟で発生した場合、陽性患者を病室に案内するが手袋やディスポエプロン、N95マスク、環境消毒クロス、フェイスシールド、感染性廃棄物段ボール、ゾーニング用カラーテープ(赤・緑・黄色)などこのような物品が必要となる。
いざ、陽性患者が発生した場合に物品を集める時間がかかるためその間に患者同士が濃厚接触する時間が増える。
そのため、発生時に必要な物品をあらかじめセット化し準備を行うと物品を集める時間・動線を短縮できる。
病棟や施設の構造図面を利用し、感染対策を行うマップを作成する。
例:食事配膳する動線 おむつ交換を行う動線 廃棄物を運ぶ動線
感染対策マップに、検査陽性患者・疑い患者・検査陰性患者のエリアを決める
職員の動線は、検査陰性患者 → 疑い患者 → 検査陽性患者(時間外職員が少ない場合)
職員が区分けできるようであれば、陽性患者とその他で分ける(日勤など職員が多い場合)
図面を広用紙に印刷し、壁や窓に掲示して陽性患者、疑い患者、動線の確認など付箋を貼り付け、職員間で情報共有する事ができる。
最後にLINEチャットである。
COVID19が職場で発生した場合、職員は短時間であるがパニックに陥る。
職場管理者には電話が集中し、部下に指示を出す事が遅れてしまう。
また、患者誘導・病室の選定・接触患者・職員調査・上司への報告など多重課題となる。
短時間での情報共有や指示、連絡・報告については、チャットが有効であった。
電話は、指示を出す管理者の時間を奪うため対策が遅れてしまう。
発生時のTo Doリスト作成も有効である。
□ 職員は、N95マスク・ディスポエポロン・手袋・フェイスシールドを装着する
□ 患者の集団活動を中止する(食堂などから病室へ患者を誘導する)
□ 上司へ状況を報告
□ ゾーニングを開始する
□ 陽性患者・疑い患者・陰性患者のエリア分け
この様に上から優先度を取り決め、チェック式にすると対策の取りこぼしが少ない。
現場がパニックにならないように、誰でも同じように感染対策ができる工夫が必要である。